楽譜を読むのが遅い
楽譜を読むのが遅いという悩みはありませんか?
ピアノを5年くくらいやっていても、いまだに楽譜が読むのに時間がかかってしまうという人もいるでしょう。
楽譜を見ながら弾くことが出来ず、すべて暗譜して弾いてしまう。しばらく弾いていない曲は忘れてしまう。
楽譜を読むって本当に面倒ですよね。でもこれは慣れ以外の何物でもないんです。
ピアノの楽譜にはト音とヘ音譜表の2つの種類しかなくて、「ド」の位置は変わることはないので、一度、ここは「ミ」、これは「ソ」というように覚えてしまえば、もう考えなくてもおのずと読めるようになる筈なんです。
誰だって「ド」ならすぐに読めるでしょ?「レ」もドの隣だからすぐにわかりますよね。
あとはパッと読める音を増やしていくだけです。
何十年もピアノを弾いている人だって加線がいっぱついている音譜は指で数えないと不安だし、リズムがややこしいと少し立ち止まって考えます。
はじめのうちは立ち止まってばかりで大変ですけど、恥ずかしいことじゃないので、頑張って繰り返して数えたり考えながら慣れていってください。
また、楽譜を見ながら弾くときに、完全に手のほうに目を落としてしまわないようにしましょう。
できるだけ楽譜だけを追いかけながら弾きます。鍵盤は動かないし、逃げたりしないから位置関係を手が覚えたら、ほとんど鍵盤を見ないで弾けるようになります。
楽譜と手の間をキョロキョロばかりしていると、楽譜になかなか集中できず、読譜力があがりません。
そして、大人からピアノをはじめた初心者の方は、思いきって楽譜に音名のフリガナをふっちゃいましょう。
全部じゃなくても、音が跳んでいたりする音とか、苦手なところや難しくて間違えそうなどころだけ、鉛筆で「ドレミ」を書いてしまうのです。
慣れてきたら、大丈夫そうなところから消していって減らしていくようにするのです。何となくうまくいきそうでしょ?
また、書く前にコピーをとって、何も書いていない楽譜とフリガナ付きの楽譜の両方を用意して交互に弾いてみるというも、初心はもちろん中級者の方もいいトレーニングになりますよ。