手の交差のコツ!「悲愴」にチャレンジしよう
ピアノを弾くときに腕がバッテンのようになるように、手を交差させて演奏することがあります。
手を交差するする箇所があるピアノ曲は、きらきら星変奏曲や乙女の祈り、「猫ふんじゃった」でもおなじみですね。
曲によっても違いますが、手の交差で難しいと感じるのは、跳躍を伴うことです。
手の交差の方法は曲で違いますが、一般的に大きい跳躍するほうの手を上にするほうが弾きやすいようです。
当然と思われるかもしれませんが、どちらかの手が上、あるいは下になるかを決めておくことはとても大切です。
また跳躍で大きくジャンプしたあと、着地する指にどれを使うかもあらかじめて決めておきます。
手が移動するときの動きは直線的ではなく、肩を支点に弧を描くようにするのがコツです。
このようにすると自然な動きで、そしてもう一方の手のハードルを難なく跳び越えることができるようになります。
滞空時間を楽しむつもりで演奏するといいかもしれません。
また、交差を上手くできるようになるためには、姿勢も大事です。
鍵盤と身体の間に適切な空間があれば、交差の動きを目で確認することもできますし、自由に腕も使えるからです。
ピアノ交差で有名な曲と言えば、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」第1楽章第2主題があります。
この機会に、ぜひチャレンジしてみてください。